【SC売上高】　15年は前年比横ばい、大都市と地方で格差

Tweet

Pocket

　日本ショッピングセンター（SC）協会がまとめた2015年のSC売上高（推計）は31兆825億円で全SCベースでは前年比4.4％増、既存SCベースでは横ばいだった。

　前年の消費増税前の駆け込み需要の反動から１～３月が既存SCベースで4.3％減と苦戦、11～12月も暖冬の影響で冬物衣料が伸び悩んでマイナスとなった。

　都市の規模別で見ると、政令指定都市が1.0％増だったのに対して、その他の地域は0.6％減と大都市と地方部で格差がはっきりと出た。訪日外国人需要が旺盛だった札幌市（2.6％増）や東京区部（1.6％増）、福岡市（5.7％増）がとくに好調だった。