【経済成長率】 GDPは実質1.4%減、15年10~12月期

2016/02/17 00:00
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 内閣府が発表した2015年10~12月期の実質GDP(国内総生産、速報値)の成長率は、前期比0.4%減、年率換算で1.4%減だった。マイナスは2四半期ぶり。

 

 個人消費が0.8%減となったことが響いた。暖冬の影響で季節商品が伸びなかったこともあるが、賃金の伸びが物価の伸びを下回る状況が続いており、消費増税の影響が薄れた後も消費は力強さに欠ける。

 

 2015年(暦年)の実質GDP成長率は0.4%増で2年ぶりのプラスだったが、個人消費は1.2%減と2年連続のマイナスとなり、14年(0.9%減)と比べてマイナス幅が広がった。実質賃金の伸びが0.9%減となる中、商品の値上げが続いた影響が大きい。

 

 足元では値上げの動きが一服しており、原油価格も低下していることなどから、16年1~3月期の実質GDP伸び率はプラスに転じるとの見方が強い。

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