【訪日外国人】 16年は19%増の2350万人、地方でも増加

2015/12/18 00:00
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 JTBが発表した2016年の旅行動向見通しによると、訪日外国人数は前年比19.0%増の2350万人となりそうだ。同社の推計では15年の訪日外国人数は47.3%増の1975万人で、増加の勢いは鈍るが2000万人を大きく超える見通しだ。

 

 16年も円安基調が続く見込みあることが追い風となる。中国での景気減速や米国の利上げがアジア経済にとってマイナス要因となる懸念はあるが、訪日外国人数が大きく落ち込むことはないと見られる。

 

 最近では東京・大阪を結ぶいわゆるゴールデンルートだけでなく、中部・北陸を巡る「昇龍道」や北海道など訪日客の行き先が広域化している。また、リピーターや個人旅行が増えていることから、今後は大都市部だけでなく地方に足を運ぶ訪日客が増えそうで、インバウンド需要は大都市部以外にも広がりそうだ。

 

 なお、日本人の国内旅行人数は0.7%増の2億9360万人、海外旅行人数は0.3%増の1620万人といずれも微増となる見通しだ。

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