【いなげや】前期営業利益は21.6%増の32億円、既存店3.4%増収
食品スーパー大手のいなげや(東京都立川市)が発表した2015年3月期の連結業績は、営業利益が前期比21.6%増の32億円だった。同社は2月に通期の営業利益予想を3億円引き上げて30億円としていたが、これを2億円上回った。
主力のスーパーマーケット(SM)事業で全約150店舗のうち、期中に52店舗の改装を行った効果が出て、既存店売上高が3.4%増と好調に推移した。総菜製造子会社だったクックサンを昨年4月に吸収合併し、総菜部門の強化が進んだ成果も出た。
売上高に当たる営業収益は4.3%増の2403億円だった。
16年3月期はSM事業で6店舗、ドラッグストア事業で10店舗を新設する予定で、営業収益は5.7%増の2540億円、営業利益は1.4%増の33億円を見込む。SM事業の既存店売上高は1.4%増を計画している。