ミニストップは総合商社の双日と共同でベトナム事業の拡大を目指す。同社は2011年12月、現地のG7サービスアンドトレーディング社とエリアフランチャイズ(FC)契約を結んでベトナムでの店舗展開を始めたが、店舗数は現在17店舗にとどまっている。
出店を加速させるため、このほどG7社との契約を解消、新たに現地資本により設立されたミニストップベトナム社とエリアFC契約を結んだ。ミニストップと双日はミニストップベトナムの親会社に一部出資、人材も派遣することで現地事業への関与を強める。
双日はベトナム最大の食品卸、フン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社を子会社化するなど同国での流通事業を強化しており、双日の流通ネットワークを生かすことで、ベトナムでのミニストップの店舗数を今後10年で800店舗にまで増やす計画だ。
ミニストップの海外店舗数は韓国(2021店舗)を中心に2571店舗と国内の2149店舗(いずれも3月末時点)を上回っており、今後もアジア地域での出店拡大を図る方針だ。