【英テスコ】 営業利益見通しを下方修正、CEO交代前倒し

2014/09/03 00:00
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 英最大手スーパーのテスコは8月29日、2015年2月期の営業利益見通しを下方修正した。7月には上半期の利益が予想を下回るとの見通しを明らかにしていたが、上半期の営業利益は11億ポンド(1914億円、1ポンド=174円換算)前後となった模様。これを受けて、15年2月期通期の営業利益は24億?25億ポンドになりそうだと発表した。アナリスト予想は27億?28億ポンドだった。

 

 業績立て直しを急ぐためテスコでは、最高経営責任者(CEO)の交代を当初予定の10月1日から早め、9月1日付で前ユニ・リーバ経営幹部のデーブ・ルイス氏が新CEOに就いた。

 

 テスコの取締役会は今期の中間配当を前年同期比75%減の1株当たり1.16ペンスに引き下げる一方、今期の設備投資についても当初計画から約4億ポンド削減して21億ポンド以下にすることを決めた。情報システムに関する投資を減らしたり、一部の店舗の改装を来期以降にずらしたりする。

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