愛媛県が地盤のフジ(松山市)は、松山市内で食品スーパーを運営するエービーシー(同)とその子会社から全5店舗を譲り受ける。フジが7月中に受け皿会社となるフジマート四国を設立、従業員や在庫を受け入れて食品スーパーとして営業を続ける。店舗の土地・建物についてはフジの不動産子会社が引き継ぐ。取得価格は未公表。
エービーシーの売上高は子会社を含めて2013年度で約20億円となっている。
なお、フジが発表した14年3~5月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比1.1%増の775億円、営業利益は38.0%増の12億円と大幅な増益だった。売上総利益率が前年同期の22.4%から0.4ポイント改善したのが主因。15年2月期通期では営業収益が0.7%増の3140億円、営業利益は33.0%増の63億円を見込む。