イオンモールが発表した2014年3~5月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比14.6%増の489億円、営業利益が9.0%減の99億円と増収減益だった。
既存のショッピングセンター(SC)58ヵ所の専門店売上高は3.3%増と堅調に推移、3月に「イオンモール和歌山」(和歌山県)、「イオンモール天童」(山形県)と2つのSCを開業した効果もあって営業収益は2ケタの伸びだったが、国内での出店拡大に向けた体制強化や海外事業拠点の拡充など先行投資が増えて、営業減益となった。海外では中国で4月、「イオンモール蘇州呉中」(江蘇省)をオープンした。
15年2月期通期では販管費の伸びは前期比で30億円の増加にとどまる見込みで、営業収益は17.6%増の2080億円、営業利益は8.9%増の460億円と増収増益を予想する。