大手百貨店1月の売上高は揃ってプラス、三越伊勢丹は2ケタ増

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 上場百貨店大手4社が発表した1月の売上高(既存店ベース、速報値)は、揃って前年実績を上回った。4社共に前年比プラスとなるのは3ヵ月連続。初売りが好調だったほか、冬物のバーゲンセールが堅調に推移。消費増税前の駆け込み需要も加わって、高額商品の売れ行きが引き続き良かった。

 三越伊勢丹は前年同月比10.5%増と2ケタの増加で、12ヵ月連続のプラスとなった。中旬からのバーゲンセール前までの正価販売で春物衣料などがよく動いた。基幹店の伊勢丹新宿本店は17.7%増(外商を除く)と6ヵ月連続で2ケタの伸びを示した。

 大丸松坂屋は5.5%増、高島屋は4.2%増で共に3ヵ月連続のプラス。大丸松坂屋では15店舗中13店舗が前年実績を上回り、昨年春に食品フロアの全面改装を行った松坂屋名古屋店は10.4%増と2ケタの伸びだった。高島屋は関西地区6店舗が3.0%増、関東地区8店舗が4.9%増で、高額品の好調に加えて食料品やリビング用品もプラスとなった。

 阪急阪神百貨店は4.9%増で15ヵ月連続のプラス。阪急うめだ本店が8.6%増と伸びた反面、阪神本店は3.0%減と前年割れが続いた。

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