東京都が冷凍食品価格の不当表示でドンキ、サンドラに改善指示
東京都は1月21日、冷凍食品の価格で不当表示を行っていたとしてディスカウントストアのドン・キホーテ(目黒区)、ドラッグストアのサンドラッグ(府中市)の2社に景品表示法に基づく改善指示を出した。
東京都によると、両社は都内の複数の店舗で実際にはメーカーが希望小売価格を設定していない商品に架空の希望小売価格と割引率を表示したり、「お買得品」と表示したりして値下げしたように見せかけており、有利誤認に該当すると判断した。
指示の内容は、消費者に誤認を与える表示があったことを公示すること、改善措置について2月5日までに文書で報告することなど。
消費者庁と関東・東海地域の都県は昨年4月、冷凍食品の価格について適切な表示を行うよう業界団体を通じて小売業に要望していた。東京都はその後も小売業者の表示状況について調査を続けていた。