セブン&アイが室内装飾品・雑貨店「フランフラン」のバルスと資本・業務提携
セブン&アイ・ホールディングスは12月25日、室内装飾品・雑貨店「フランフラン」を展開するバルス(東京都渋谷区)と資本・業務提携すると発表した。
バルスの株式の50%弱を取得、「フランフラン」をグループ傘下の西武百貨店やそごう、イトーヨーカ堂が運営するショッピングセンター「アリオ」などに導入、生活雑貨店「ロフト」との共同出店も検討する。また、インターネット通販分野での連携も進めていく。
バルスが実施する第三者割当増資を引き受けて30.0%を直接出資すると共に、バルスの親会社であるバルス・インターナショナル・リミテッド(香港)の株式の27%弱を三菱商事から取得、バルスに対する所有割合は間接保有分を含めて、48.67%となる。
バルスは11年秋にMBO(経営陣が参加する買収)を実施、12年1月に東証1部上場を廃止となった。現在、152店舗を運営し、売上高は319億円(13年1月期)となっている。
セブン&アイが出資や買収を明らかにしたのは12月に入って、通販大手のニッセンホールディングス、大型セレクトショップのバーニーズジャパン、地方スーパーの天満屋ストアに次いで4社目となる。