イオン子会社の食品スーパー、マックスバリュ(MV)北海道(札幌市)は10月2日、十勝地方を地盤とする同業のいちまる(帯広市)と資本・業務提携することで合意した。
MV北海道は店舗網が希薄な十勝エリアでの事業拡大を目指す。いちまるは同じ帯広市に本社を置くダイイチと資本・業務提携しているが、ダイイチが8月にイトーヨーカ堂の出資を受け入れたことから、提携先をイオン系のMV北海道に変えた。ダイイチとの資本・業務提携は解消する見通し。
MV北海道はいちまるの発行済み株式の40%を取得、複数の役員を派遣する。出資額は未公表。
いちまるは今後、イオンのプライベートブランドを導入すると共に、商品の共同調達や共同プロモーションの実施にも踏み込む方針。
2013年2月期の売上高(営業収益ベース)はMV北海道が907億円、いちまるが100億円で単純合計すると1000億円を超える。これにイオン北海道を加えるとイオングループの北海道での売上高は2500億円規模となる。