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【ヨーカ堂】 北海道の食品スーパー、ダイイチと資本・業務提携

 イトーヨーカ堂は7月23日、北海道の食品スーパー、ダイイチ(帯広市)と資本・業務提携すると発表した。

 ダイイチが実施する第3者割当増資を引き受け、ヨーカ堂が30%を出資、筆頭株主となる。出資額は約15億9000万円で8月26日に払い込みの予定。

 ダイイチは帯広市周辺で10店舗、旭川市周辺で8店舗、札幌市内で3店舗の計21店舗を展開しており、2012年9月期の売上高は316億円。近年は道内最大の商圏である札幌市での出店を強化しており、11月上旬にも同市内で4店舗目をオープンする計画。増資によって調達する資金はこうした出店投資に充てる。

 両社は今後、商品の共同仕入や資材の共同調達、物流インフラの相互利用など業務面での連携を強化していく方針。

 ヨーカ堂は道内で総合スーパー12店舗を展開しているが、近年は苦戦が伝えられており、ダイイチとの資本・業務提携を機に巻き返しを図る。

 ヨーカ堂は2011年11月、関西が地盤の食品スーパー、近商ストアと資本・業務提携を結び、30%を出資している。