高級陶磁器・砥石メーカー大手のノリタケカンパニーリミテドは5月25日、名古屋市西区の本社工場跡地について商業施設と住宅の複合開発を進めることを決定、イオンモールと三菱商事、三菱地所レジデンスの3社を優先交渉権者に選定したと発表した。
工場跡地のうち約5万5800平方メートルをショッピングセンター(SC)開発に、約1万8500平方メートルを住宅開発に充てる。SCは2016年秋頃、住宅は18年春頃に完成する予定だ。
ノリタケ本社工場はJR名古屋駅から徒歩15分ほどの市街地にある。同社は三好事業所(愛知県みよし市)に製造拠点を集約する方針で、14年3月末には本社工場の移転を完了する。同じ敷地内にある本社社屋、ショールーム、直営ショップなどが入る複合展示施設「ノリタケの森」はそのまま残す。