内閣府が31日発表した5月の消費動向調査によると、消費者の心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比1.1ポイント上昇の34.1となった。上昇は2カ月連続。新型コロナウイルス感染者の減少で社会経済活動が正常化に向かい、消費者心理が改善した。
基調判断は「下げ止まりの動きが見られる」とし、4月の「弱い動きが見られる」から上方修正した。内閣府は「ウクライナ情勢や中国でのコロナ再拡大が消費者心理に与える影響を引き続き注視していく必要がある」と指摘した。
1年後の物価見通しは「上昇する」との回答が0.7ポイント上昇の94.4%と4カ月連続で過去最高を更新した。