イオンモールは４月９日、千葉県木更津市に大型ショッピングセンター（SC）「イオンモール木更津」を出店すると発表した。開業は2014年秋の予定。
場所は木更津港に隣接する築地地区で、新日鉄住金の遊休地約28万3500平方メートルを借り受ける。敷地面積は同社のSCでも最大規模。建物の延床面積は約９万4700平方メートル、総賃貸面積は約６万9000平方メートルとなる見込み。
同地区での出店計画は以前からあったが、リーマンショック後の景気の冷え込みでテナントの出店意欲が減退したことなどから着工が延期されていた。木更津市では東京湾アクアラインの料金割引効果などもあって人口は増加に転じており、昨年４月に開業して好調な集客を誇っている「三井アウトレットパーク木更津」との相乗効果も期待できることなどから出店に踏み切った。
なお同社が同日発表した13年２月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比7.0％増の1614億円、営業利益が2.7％増の417億円だった。14年２月期の営業利益も3.0％増の430億円と４期連続での最高益更新を見込んでいる。