【西友】 医薬品登録販売者試験の不正受験で再発防止策を発表
西友は医薬品の登録販売者試験で多数の不正受験が発覚した問題を受け、再発防止策をまとめ、3月28日発表した。
問題が発覚した昨年11月から外部の弁護士3人で構成された調査チームが聞き取り調査や関係資料の調査を行ったところ、試験に合格した従業員のうち222人に不正に実務経験証明書を発行していたことがわかった。
再発防止のために個人の勤怠管理表とは別に薬売り場での勤務時間と勤務内容を記録する「従事記録書」を導入し、管理者が記録・保管する。また、薬局・店舗販売者育成事務局を店舗運営本部内に設置、受験者情報を一元管理し、実務経験取得状況を把握する。実務経験証明書の発行に当たっては、店舗運営本部のほか人事部門、薬局部門の3つの部署で確認することで不正発行を防ぐ。
登録販売者試験を受けるには、薬剤師の管理下で医薬品売り場に毎月80時間、1年以上継続して勤務した経験があることが必要で、それを証明する実務経験証明書を各都道府県に提出することが義務づけられている。