【西友】 医薬品登録販売者、200人が不正受験、実務経験要件満たさず

2012/11/08 00:00
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 西友は11月6日、東京都福祉保険局からの指摘で社内調査を行ったところ、医薬品の登録販売者試験に合格した従業員のうち200人が受験資格を満たしているかどうか確認できなかったと発表した。

 同社ではこれらの従業員を医薬品の販売業務から外し、別の業務に従事させる措置を取った。2009年6月の改正薬事法施行に伴って始まった登録販売者制度では、有資格者は薬剤師でなくても第2類・3類の一般用医薬品を販売できる。

 試験を受けるには薬売り場で毎月80時間、継続して1年以上の実務経験が必要になるが、西友ではこの要件を満たしているかどうか確認できない従業員にも「実務経験証明書」を発行、試験を受けさせていた。

 6日に記者会見した同社の金山亮執行役員によれば、同社ではこれまで352人に実務経験証明書を発行、このうち要件を満たしていない可能性があるのは不合格者も含めて282人に上るという。

 西友では今後、外部の専門家を含む調査チームによる社内調査を進めながら、再発防止策をまとめるという。

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