ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスとサンドラッグが発表した2012年4~6月期の連結業績は、ともに前年の東日本大震災後の特需の反動や春先の花粉症関連商品の苦戦に見舞われたものの、マツモトキヨシは減益、サンドラッグは増益と明暗が分れた。
マツモトキヨシの売上高は前年同期比5.4%増の1113億円、営業利益は5.9%減の40億円だった。5月14日付けで東北に62店舗を展開するダルマ薬局を子会社化したことで、店舗数は73店舗増の1330店となり、売上高は伸びたものの、販管費の伸びがそれを上回った。
一方、サンドラッグの売上高は4.9%増の977億円、営業利益は6.9%増の54億円だった。原価率の低減で売上高総利益率が0.6ポイント改善したことが効いた。店舗数はドラッグストア事業が691店、ディスカウントストア事業が159店の計850店となった。