J.フロントリテイリングは6月25日、傘下の大丸松坂屋百貨店が運営する「大丸新長田店」(神戸市長田区)を2013年1月下旬に閉鎖すると発表した。
大丸新長田店は新長田駅ビルの核テナントとして1977年4月にオープンしたが、近年は経営環境の悪化と競合激化などで業績低迷が続いていた。同店の売場面積は約9000平方メートル。12年2月期の売上高は53億円、営業損益は約1億円の赤字だった。
51人の従業員は配置転換により雇用を維持する。同社は大丸新長田店閉鎖に伴う損失引当額5億円余りを12年2~4月期に特別損失として計上した。
なお、同社が発表した12年2~4月期の連結決算は、売上高が前年同期比1.6%増の2237億円、営業利益が77.6%増の42億円、純利益は17億円(前年同期は8億円の赤字)だった。