【イオンモール】大型改装効果で営業益11%増、第1四半期
商業施設開発大手のイオンモールが発表した2011年2月期第1四半期(10年3~5月)の連結業績は、改装効果などで既存SC(ショッピングセンター)の専門店売上高が前年同期比1.8%増、来店客数も1.2%増と堅調に伸び、営業利益は10.7%増の99億円となった。3月にイオンモール新端橋(愛知県)とイオンモール大和郡山(奈良県)の2SCを新設した効果などもあり、テナント収入など営業収益は353億円と3.6%伸びた。純利益は 3.5%増の56億円だった。
専門店とのテナント契約満了に伴って、3~5月にかけてイオンモール広島府中ソレイユ(広島県)、イオンモール京都ハナ(京都府)、イオンモール橿原アルル(奈良県)でモール部分の専門店の4~6割程度をリニューアルする大規模
改装を実施したことなどが既存店の成長を押し上げた。
11年2月期通期の業績予想は従来と変わらず、営業収益1470億円(5.8%増)、営業利益400億円(7.5%増)、純利益220億円(0.9%増)となっている。