【ジーンズメイト】業績悪化で社長交代、新社長に38歳の西脇氏
カジュアル衣料販売大手のジーンズメイトは2月8日、副社長の西脇昌司氏(38歳)が2月21日付けで新社長に昇格する人事を発表した。現社長の福井三紀夫氏(61歳)から辞任の申し出があったという。
ジーンズメイトは1月21日に2010年2月期通期の連結業績予想を下方修正、従来予想で3億9000万円の赤字を見込んでいた営業損益は12億円の赤字に、5億5000万円を見込んでいた純損益は16億5000万円の赤字に拡大する見込みだ。下期(09年9月~10年2月)に前年同期比5%減を計画していた既存店売上高が、直近までの累計で16.3%減と大幅に計画を下回ったのが原因。
純損益のマイナスは2期連続で、福井社長の辞任は業績悪化の責任を取ったもの。福井氏は前任の西脇健司氏(現会長)の後を受け、08年9月に社長に就任したが、1年半ほどでの退任となる。社長退任後、福井氏は代表権のない副会長に就く。
新社長の西脇昌司氏は武蔵工業大学(現東京都市大学)卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、01年にジーンズメイト入社。営業部長などを経て09年5月から現職。