ダイエーは4月27日、第3位株主である投資ファンド、アドバンテッジパートナーズ(AP)の子会社DRFが、保有するダイエー株のすべてをドイツ証券に売却したと発表した。DRFはダイエーの発行済み株式の11.7%を所有していた。
また、ドイツ証券はDRFから買い取った株式の一部を売却、ダイエー株の保有比率は9.7%となり、第4位の株主となった。
ダイエーが昨年5月27日に提出した有価証券報告書によれば、筆頭株主はイオン(保有比率19.8%)、2位株主は丸紅(同18.4%)、3位がDRF、4位が丸紅リテールインベストメント(同10.0%)となっていた。
ダイエーは産業再生機構による支援決定を受けた後、再建スポンサーとしてAPおよび丸紅と2005年3月に資本提携を結んだ。同年5月にはダイエーの第三者割当増資を引き受け、APはダイエー株の23.4%を取得したが、06年12月にはそのうちの半分を売却した。