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【いなげや】4~9月期の営業益は34%増、通期予想は据え置き

 食品スーパー大手のいなげや(東京都立川市)が発表した2011年4~9月期の連結営業利益は計画を3億円上回る14億円(前年同期比34.2%増)となったが、下期の消費動向が不透明なことから12年3月期の通期予想は前期比3.1%増の39億円と従来予想を据え置いた。

 既存店売上高は4月と7月が前年実績を上回るなど堅調で、4~9月累計では前年同期比1.5%減で着地した。

 セグメント別の業績では、主力のスーパーマーケット事業が新店2店舗の開設効果などで売上高が0.4%増の883億円、セグメント利益は5.6%増の8億円。一方、3店舗を新設したドラッグストア事業は売上高が0.1%増の170億円、セグメント利益が125.0%増の3億円だった。

 なお、純損益については4~9月期の実績が1億円の黒字(前年同期は7億円の赤字)と計画を上回ったことから、12年3月期の予想を従来の14億円から16億円(前期比約2倍)に引き上げた。