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【いなげや】食品スーパー事業振るわず減収減益、既存店6.8%減

 首都圏が地盤のいなげや(東京都立川市)が発表した2010年3月期連結業績は、売上高に営業収入を加えた営業収益が前期比2.0%減の2236億円、営業利益が14.1%減の34億円で2年ぶりの減収減益となった。

 主力の食品スーパー事業で既存店が6.8%の減収と振るわず、新店5店に対して閉鎖7店と店舗閉鎖が先行したことも売上減少につながった。食品スーパー事業の売上高は3.9%減の1809億円、営業利益は20.4%減の25億円だった。

 一方、子会社ウェルパークのドラッグストア事業は堅調で、既存店は1.9%の増収。8店舗を新設して店舗数が92店舗まで増えたこともあり、売上高は7.8%増の327億円、営業利益は12.8%増の4億円と増収増益だった。

 11年3月期は既存店売上高が食品スーパー事業で3.2%減、ドラッグストア事業で1.1%増を見込み、営業収益は2206億円(1.4%減)、営業利益は34億円(1.4%増)、純利益は6億円(50.5%減)を予想する。