【米百貨店】ノードストロームは既存店12%増収、大幅増益相次ぐ
米百貨店の今年第1四半期(2~4月)の決算では、大幅増益が相次いでいる。
業界最大手メーシーズは既存店売上高が5.5%増となり、前年同期に8800万ドルの赤字だった最終損益が230万ドルの黒字に転換した。売上高は前年同期比7.3%増の55億7000万ドルだった。
さらに絶好調だったのは高級百貨店のノードストロームで、既存店売上高が12.0%増と2ケタの伸びを示した。純利益は43.8%増の1億1600万ドルとなり、売上高は16.7%増の19億9000万ドルだった。
また、独自ブランド主体の大衆百貨店コールズも既存店ベースで7.4%増収と好調。売上高は11%増えて40億400万ドルに、純利益は45%増えて1億9900万ドルになった。
価格帯の異なる3つの百貨店がそれぞれ大きな伸びを示したことで、米百貨店の回復基調が鮮明になってきた。