【やまや】既存店改装や買収効果などで過去最高益を記録
酒販店チェーン大手のやまや（仙台市）が発表した2010年３月期の連結業績は、改装効果などで既存店売上高が前期比3.3％増と堅調に推移、店舗のスクラップ＆ビルドなどの効果もあり、営業利益は34.8％増の17億円、純利益は11.8％増の６億円といずれも過去最高を記録した。
08年10月と09年５月に関西を地盤とする同業の楽市およびスピードを買収、楽市がスピードを吸収合併したうえで社名をやまや関西に変更。やまや関西が計画を上回る売上を達成し、連結売上高は21.4％増の1074億円と大きく伸びた。
11年３月期も新規出店や改装に積極投資を続ける予定で、売上高は1100億円（2.3％増）、営業利益は19億円（7.0％増）、純利益は８億円（28.7％増）を見込んでいる。