コンビニの2010年3~8月期連結、ミニストップは増収増益、ポプラは減収減益
ミニストップが発表した2010年3~8月期連結業績は直営店売上高に加盟店からのロイヤルティ収入などを加えた営業収入が前年同期比3.3%増の575億円、営業利益は76.0%増の43億円と増収増益だった。ミニストップ単体で売上総利益率が0.3ポイント向上して30.4%となったのに加えて、販売管理費を14.5億円削減したことが大幅増益につながった。
既存店売上高は2.5%減だったが、6~8月に限れば前年並みに回復した。新規出店は69店舗、閉鎖が58店舗で店舗数は11店舗純増の1845店舗、チェーン全店売上高は1.8%増の1583億円だった。なお、エリアフランチャイズを含む国内総店舗数は2037店舗となっている。
一方、ポプラの10年3~8月期連結業績は営業総収入が0.5%減の292億円、営業利益は33.1%減の2億円だった。新規出店23店舗に対して閉鎖が28店舗と店舗数が5店舗の純減(期末店舗数は700店舗)となったこと、既存店の減収幅が6.3%と大きかったことなどから、チェーン全店売上高が6.6%減の462億円に落ち込んだことが減収減益につながった。直営店舗が増えたことで販売管理費が3.3%増えたことも利益を圧迫した。
11年2月期通期の業績見込みは以下の通り。
【ミニストップ】営業収入1110億円(前期比1.9%増)、営業利益66億円(62.6%増)、純利益24億円(47.8%増)
【ポプラ】営業総収入596億円(4.3%増)、営業利益6億円(41.0%増)、純利益1億円(9.9%増)