ダイエー、食事管理アプリが全店で利用可能に、ECサイトも刷新
ダイエーはデジタル関連施策を強化する。これまで一部店舗で導入していたスマートフォンアプリを使った健康管理サービスを全店に広げるほか、EC(インターネット通販)を刷新する。
スタートアップ企業のシルタス(東京都港区)が開発したアプリ「SIRU+(シルタス)」を活用した健康管理サービスは2019年3月に神戸市内の店舗で試験導入した後、31店舗に広げていた。11月24日からは利用可能店舗を全195店舗に拡大する。
サービスの利用者はスマホにシルタスをダウンロードした後、家族構成などのプロフィールと「WAON POINTカード」または「イオンカード」の会員番号を登録する。レジでの精算の際にカードを提示すると、購入した食材の栄養素がアプリに自動登録され、栄養素別の過不足などを管理できる。
アプリはPOSデータと連動しており、過去1カ月の対象店舗における買い物履歴が自動的に反映される。アプリで健康的な暮らしに最適な料理のレシピを見ることもできる。
一方、11月18日にはECサイトを14年ぶりに大幅刷新する。サイトの名称は「ダイエーオンラインマルシェ」で、クーポンなどのプロモーション機能、購入した商品の店頭引き渡し、ライブコマースの機能を追加した。