イオンモール、テナント販売員がライブコマース、3月から始動
イオンモールは3月から、テナント専門店の販売スタッフがおすすめ商品を紹介する動画をライブ配信するライブコマースを、全国約80のショッピングセンター(SC)で順次始める。ライブ動画を視聴しながら、気に入った商品はオンラインで購入できる。
同社ではブラックフライデー企画として2020年11月、「イオンモール幕張新都心」(千葉市)に入居する約30の専門店のスタッフが、一押し商品や特価商品を紹介するライブコマースを試験的に行った。今回は、全国のSCで本格的に展開する。
新型コロナウイルス感染症の影響でリアル店舗での接客機会が減っていることから、ライブコマースを活用して各テナントと消費者の接点を増やす。動画の視聴者は、チャット機能を使って専門店スタッフに質問したりすることができる。
三井不動産も「ららぽーとTOKYO-BAY」(千葉県船橋市)や「ラゾーナ川崎プラザ」(川崎市)など6施設に入居する専門店25店舗ほどが参加するライブコマースを、20年12月から試験的にスタートさせている。