ZOZO、「ゾゾタウン」内に靴専門モール開設、マットで足のサイズを自動計測
ZOZOは3月4日、ファッションEC(インターネット通販)サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」内に靴の専門モール「ZOZOSHOES(ゾゾシューズ)」を開設した。2019年6月に発表した、足のサイズを自動計測できる「ZOZOMAT(ゾゾマット)」で自分の足の形に合った商品を選び、ネットで注文できる新しい買物体験を提供する。
靴のサイズ表記はブランドや商品によって違いがあるため、試着ができないECでは自分の足にぴったりの靴を探すのが難しいという問題がある。ゾゾシューズは、足のサイズを立体的に計測できるゾゾマットを活用することで、この問題を解消する。
ゾゾダウンでの靴カテゴリーの商品取扱高は2019年度の実績で約400億円(出荷ベース)となっているが、ZOZOでは専門モール開設によって靴の販売を伸ばす。
ゾゾマットは、マットに片足を乗せてスマートフォンで撮影することで、足の長さと幅、足周りのサイズなどを計測することができる。2月27日から希望者に順次、無料で配布している。
ZOZOでは18年に全身のサイズを自動採寸できる「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を無料配布し、オリジナルスーツの拡販に利用したが、納品の遅れや縫製の問題などから販売が振るわず、19年3月期の業績悪化の要因となった経緯がある。ゾゾシューズではオリジナル商品は販売せず、ナイキやアディダスなどのブランド商品を販売する。