J&J、2022年にワクチン最大30億回分生産も=幹部

ロイター
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J&Jの新型コロナウイルスワクチン
3月11日、米医薬品・日用品大手、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のポール・ストッフェルス最高科学責任者は、来年に最大30億回分の新型コロナウイルスワクチンを生産できるとの見方を示した。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[シカゴ/フランクフルト 11日 ロイター] – 米医薬品・日用品大手、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のポール・ストッフェルス最高科学責任者は11日、来年に最大30億回分の新型コロナウイルスワクチンを生産できるとの見方を示した。

欧州連合(EU)はこの日、J&Jが開発した1回接種タイプの新型コロナワクチンを承認した。

ストッフェルス氏はインタビューで、ワクチンの主要成分を3工場で生産し、生産の最終工程や瓶詰めを行う工場を世界で7カ所確保する方針を示した。

「これらの施設がともに機能することで、年内に10億回分を出荷できる」とし、「来年は20億回分以上、能力を最大化すれば30億回分も可能だ。メルクの協力で20億回分は上回る」と述べた。メルクは、J&Jが開発したワクチンを生産することで合意している。

ストッフェルス氏は、第2・四半期にEUへ5500万回分を供給する計画の履行にも自信を示した。この計画を巡りEU当局者は今週ロイターに対し、J&J側から履行に影響を及ぼす可能性のある供給面の問題について連絡があったと明かしている。

ストッフェルス氏は「それに近い数量を第2・四半期に出荷できると確信している」とした上で、生産の最終工程が最大の課題だと述べた。

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