アークランズ、中間決算は増収も営業・経常2ケタ減益

アークランズ(新潟県)が10月3日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比7.3%増の1,707億5,200万円、営業利益が12.8%減の88億7,800万円、経常利益が13.8%減の87億6,000万円となり、増収も営業・経常利益は2ケタの減少となった。
小売事業の主力であるホームセンター部門は、品目別では家庭用品とカー・レジャー用品が堅調に推移。一方、建築関連資材・用品およびDIY関連は苦戦を強いられた。リフォームサービスは、昨年7月1日を効力発生日として実施したフレッシュハウスの完全子会社化で、営業収益(売上高および営業収入)は前年同期比60.3%増と大幅伸長。
また、ペット事業においては、今年6月6日を効力発生日として実施したペッツファーストホールディングスの完全子会社化で、営業収益が32.0%増となった。
ホームセンターの中間期末の店舗数は、3月にホームセンタームサシ新発田店、5月にスーパービバホーム茨木目垣店、8月にホームセンタームサシ須坂店を出店。前期末から3店舗増加して142店舗の展開となった。
売上総利益率が改善したことに加えて、販管費については、宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化などで抑制を図ったが、新規出店コスト、人件費単価、水道光熱費が増加。小売事業の営業収益は6.9%増の1,392億3,500万円と伸長したが、営業利益は14.6%減の42億200万円に縮小した。
なお、卸売事業の営業収益は12.7%減の20億6,400万円、営業利益は32.5%減の2億3,600万円。外食事業については、それぞれ11.3%増の296億2,100万円、20.1%減の25億8,500万円。不動産事業は、それぞれ8.0%増の72億4,800万円、5.8%増の17億2,700万円となった。
2026年2月期の連結業績については、売上高で6.1%増の3,350億円、営業利益で18.9%増の193億円、経常利益で0.9%減の190億円を計画。増収・営業2ケタ増益を目指した。





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