セブン&アイHD 社会課題の解決と企業の成長を両立させ“選ばれる小売企業”をめざす!
環境や人権への意識が高まるなか、SDGsの目標達成に向けて積極的に取り組む企業が増えている。今後はSDGsに取り組んでいることが“選ばれる企業”の条件になるともいわれており、小売業界でもさまざまな取り組みが進んでいる。
その一例として、環境戦略『GREEN CHALLENGE 2050』を掲げるセブン&アイ・ホールディングス(HD)に話を聞いた。
SDGsに取り組むことで企業イメージが向上
国内最大手の信用調査会社である帝国データバンク(東京都/後藤信夫社長)では、2020年より毎年SDGsに関する企業の見解について調査※を実施している。それによると、【図表1】に示すとおり2024年の調査結果では「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」企業は29.7%となり、前年より2.3ポイント上昇。「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」を加えた「SDGsに積極的な企業」は0. 9ポイント増の54.5%と、調査開始以降で最高水準を更新した。
「取り組まないと人員確保が難しいと感じる」や「取引先からの取り組み状況の調査が増えている」といった声が聞かれたように、背景には人材確保や取引先との関係強化といった目的もあるようだ。
現在SDGsの各目標に力を入れている企業に、取り組みによる効果を尋ねたところ、「効果を実感」している企業の割合は前回調査(69.2%)から0.3ポイント増の69.5%となった(【図表2】参照)。具体的には、「企業イメージの向上」が39.8%で最も多く(複数回答、以下同)、次いで、「従業員のモチベーションの向上」(32.9%)となった。
また、








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