ローソン、KDDIとオフィス環境に特化した実験店舗の運営を開始


「ローソン S KDDI高輪本社店」外観、「ローソン S KDDI高輪本社店」店内
(画像:左から「ローソン S KDDI高輪本社店」外観、「ローソン S KDDI高輪本社店」店内) ローソン・ニュースリリースより

 KDDI(東京都)とローソン(東京都)は7月、「TAKANAWA GATEWAY CITY」内のKDDI本社社員専用フロアに「ローソン S KDDI高輪本社店」(港区)を開店し、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗として運営を開始した。

 同店では利用者がオフィスワーカーの利用環境を活かし、レジを設置しない無人店舗として実証運用される。専用アプリ「オフィスローソンアプリ」を中心に、オフィスワーカーのデータを活用しながら、個々のニーズに応じたスマホセントリックな購買体験を提供する。

 同アプリには、レジに並ぶことなく決済が完了するスマホレジが導入され、個々の購買履歴に基づく商品の提案も行う。また、10台の配送ロボットがエレベーターなどの設備と自動連携し、商品を執務室内まで届けたり、オフィス内を巡回しながら販売したりすることでフロアを移動せずに購入が可能となる。

 なお、KDDI社員1万人を対象としたアンケートでは約9割が日常的にコンビニを利用していた。一方で、昼休みに来店が集中し、混雑やレジ待ちがストレスであるという課題も浮かび上がった。また、アンケート結果からコンビニの利用スタイルを分析した結果、「節約したい」「健康に配慮した商品を選びたい」「仕事の合間に気分転換したい」といった多様なニーズが明らかになり、それぞれに応じた価値提供の必要性が示された。

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