マルキョウ、奨学金事業を支援するソーシャルボンドへの投資を決定
九州北部を中心に食品スーパーを展開するマルキョウ(福岡県)は、独立行政法人日本学生支援機構が発行するソーシャルボンド(第76回日本学生支援債券)への投資を決定したと9月9日に発表した。
「ソーシャルボンド」とは、社会的課題の解決に資するプロジェクトの資金調達を目的として発行される債券であり、グリーンボンドと並んでESG投資の対象となる。
この債券は、ICMA(国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則に適合する事を、世界的なESG評価機関の「ムーディーズESGソリューションズ」からセカンドオピニオンを取得しており、『ソーシャルボンド』として発行される。
同債券の発行による調達資金は、同機構が担う奨学金事業の内、貸与奨学金の財源として活用される。
なお、同社は奨学金返還中の社員の経済的・精神的負担を軽減し、安心して働ける環境を提供するため、2020年4月以降入社の新卒正社員を対象に奨学金返還支援制度を導入し、2024年度よりその内容を拡充している。
この制度の詳細は以下の通りとなっている。
【制度概要】
返済計画に基づく月額返済額:月2万円を上限とし、最長10年で最大240万円まで支援
対象者:新卒正社員(2020年4月以降入社)で奨学金返済残額を有し、かつ本人が返済を行うもの