米メタ、次世代の生成AI投入=「ラマ3」、ウェブ版も公開

時事通信社
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米メタ(旧フェイスブック)のロゴを表示したスマートフォン
〔写真説明〕米メタ(旧フェイスブック)のロゴを表示したスマートフォン(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック=FB)は18日、回答精度を高めた次世代版の生成AI(人工知能)の基盤モデル「Llama(ラマ)3」を投入すると発表した。FBやメッセンジャーなどのアプリに加え、新たに専用のウェブサイトからも無料で使える。米オープンAIの「チャットGPT」など、競合サービスに対抗する。

 学習に使うデータ量は、前世代「ラマ2」の7倍。英語など30以上の言語が含まれている。英語ほど精度は高くないが、日本語でも回答可能。企業は、グーグルやマイクロソフトなどのクラウドサービスから利用できる。

 一般利用者向けには、昨年始めたメッセンジャーなどで生成AIによる検索が可能な「メタAI」にラマ3を搭載。メタは「利用者がオーロラの写真(の投稿)を見たら、メタAIが観察に適切な時期を提示してくれる」と説明した。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はFBに投稿した動画で、「無料で使える最も賢いAIだ」と述べた。

 生成AIでは、オープンAIやグーグルが文章から文章だけでなく、画像や音声などさまざまな回答を示せる複合型のモデルを開発。メタも数カ月以内に、複合型の高性能モデルを公開する。 

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