矢野経済研究所がペットテック市場概況を発表、2023年に50億円規模まで拡大と予測

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ペットショップのイメージ
ペットが家族の一員としてより身近な存在となるなか、ペットのヘルスケア分野の商品が活発化している。 gettyimages/choja

 矢野経済研究所は、ペットテック(PetTech)の市場概況を発表した。

 同発表によると、国内の市場規模は、2018年度から2023年度まで、年平均成長率(CAGR)46.7%で推移し、2023年度には小売金額ベースで、50億3000万円まで拡大すると予測した。

 ペットテックは、ペットとTechnology(技術)を組み合わせた造語で、IT技術を活用したペット飼育者を支援する商品やサービスの総称。2016年頃から大手企業やベンチャー企業により、これまで存在しなかった新発想の商品が登場し始めている。現時点で、見守りカメラ、ペットロケーター(ペット検知・探索機器)、猫用スマートトイレ、犬の活動量や感情を分析するデバイスやアプリなどがある。

 ペットが家族の一員としてより身近な存在となるなか、ペットのヘルスケア分野の商品が活発化している。既に一部の商品は、クラウド上へのデータ蓄積が始まっており、今後こうしたペットの行動に関わるデータ(ビッグデータ)の本格的な解析が進むことで、ペットに将来起こりうる疾患や、健康状態、治療からの回復状況などを「見える化」する商品が期待されているとしている。

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