従業員教育でパート・アルバイトがとまどう教え方、即戦略にする教え方
こんにちは、成田直人です。前回は、モチベーションアップに繋げるコミュニケーション術について話をしました。今回は、パート・アルバイトを短期間で即戦力にするためのトレーニング術を解説していきます。
キーワードは“具体的”
前回説明したモチベーションアップに繋げるコミュニケーション術を行うことで、人間関係は改善され、何より離職率が下がります。それにより、チームとしての協力関係ができる状態を作ることができれば、次のステップ。今回のパート・アルバイトを即戦略にするトレーニング術は大いに機能し、あなたの店を成長させることに役立つでしょう。
今回お話するトレーニング術は、短期間で最大限成長してもらうための手法です。なぜ短期間で最大限なのか?理由は、教育に時間をたくさん割けるような人員配置ができていないからです。人数が少ないため業務過多となり、教育をしている時間が割けないのが実情。だから、できる限り時間をかけずにトレーニングをすることが求められています。
そこで大切なキーワードがあります。
それは「具体的」です。
中でも店内でのトレーニングであるOJTは特に具体的である必要があります。多くの主任クラスの人々は、新人やアルバイトやパートを教育する際に、「感覚」で教えているのがよく目につきます。本人はわかりやすく伝わるよう努力しているのですが、教える際に使う言葉は人によって受け止め方が変わる可能性があるのです。
一例を出しましょう。
「〇〇さん、この仕事はこうやって(しぐさ)くださいね!」
「はい、わかりました!」と新人さんは返答しますよね。
ところが、それを受けて、実際に作業をさせると手順がバラバラだったり、ミスが発生します。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?