実質賃金1.1%のマイナス、物価高響き4カ月連続=4月統計

ロイター
Pocket

日本円紙幣
6月7日、厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、4月の実質賃金は1.1%のマイナスだった。 写真は日本円紙幣。2013年2月撮影(2018年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 7日 ロイター] – 厚生労働省が7日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、4月の実質賃金は1.1%のマイナスだった。前年同月を下回るのは4カ月連続で、同月の消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)が1.0%上昇と、高い伸びだったことが響いた。

名目賃金に当たる現金給与総額は27万7261円と、前年同月を0.1%下回った。パートタイムを除く一般労働者では0.6%増と2カ月ぶりのプラスに転じており、賃金動向について同省は「基調としては緩やかに増加している」(賃金福祉統計室)としている。

勤労統計調査のうち、所定内給与は24万6796円で、前年同月を0.1%上回った。所定外給与は2万0641円で1.1%のマイナスだった。

(山口貴也)

関連記事ランキング

まだデータがありません。

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態