スタバ、中国での首位を地元新興勢に明け渡さず=CEO

2019/02/13 12:40
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2月8日、世界最大のコーヒーチェーン、米スターバックスのケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は7日のインタビューで、2019年に中国で首位の座を地元の新興コーヒーチェーン「ラッキン(瑞幸)コーヒー」に明け渡すことはないとの見方を示した。2012年4月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

 

[メキシコ市 8日 ロイター] – 世界最大のコーヒーチェーン、米スターバックスのケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は7日のインタビューで、2019年に中国で首位の座を地元の新興コーヒーチェーン「ラッキン(瑞幸)コーヒー」に明け渡すことはないとの見方を示した。

 

スターバックスは、数十年かけて中国に足場を築いてきた。これに対し、ラッキンは昨年初めに創業し、テクノロジーを駆使し、大幅な値下げをして急成長している。

 

ジョンソンCEOは、中国で2019年末までにラッキンがスターバックスを追い越す可能性があるかとの質問に「その可能性はないと思う」と述べ、昨年第4・四半期に中国の新店舗が18%の成長を達成したことを挙げた。

 

「前の四半期に中国で新たに10都市に進出した」と述べ、進出した都市はロサンゼルスよりも大きいと付け加えた。

 

ラッキンは、19年末までに中国国内で4500店舗以上展開することを目標に掲げている。これは、スターバックスが現在、中国国内で展開する店舗数の3600店超を上回ることになる。

 

ジョンソンCEOは、ラッキンの拠点は多くが規模が非常に小さく、フルサービスを提供するスターバックスの店舗とは比較にならないと指摘。

 

スターバックスは中国でコーヒーチェーンの先駆者としての優位性を有しており、第4・四半期の成長を再び達成できるとの見通しを示した。また、米中貿易摩擦は「これまでのところ」、最終利益に影響を及ぼしていないと述べた。

 

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