十六茶など値上げ、アサヒ飲料社長「自助努力では困難」

2019/01/30 11:30
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アサヒ飲料
1月29日、アサヒグループホールディングス傘下のアサヒ飲料(東京都墨田区)の岸上克彦社長は事業方針説明会で、「十六茶」など大型ペットボトル24品目の値上げに踏み切ることについて「物流費や燃料、原材料費など、事業を取り巻く環境が急激に悪化してきている」と述べ、理解を求めた。都内のアサヒ本社で2016年5月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

 

[東京 29日 ロイター] – アサヒグループホールディングス傘下のアサヒ飲料(東京都墨田区)の岸上克彦社長は29日の事業方針説明会で、「十六茶」など大型ペットボトル24品目の値上げに踏み切ることについて「物流費や燃料、原材料費など、事業を取り巻く環境が急激に悪化してきている」と述べ、理解を求めた。

 

 同社は十六茶や六条麦茶、おいしい水、カルピス、バヤリース、三ツ矢など11ブランドの大型ペットボトルの希望小売価格を5月1日出荷分から20円値上げする。

 

 岸上社長は「製造や物流、営業部門の効率化、自助努力で(コスト高を)吸収してきたが、さらなる環境変化の中で困難が予想される」と指摘。「大型ペットボトルは利益が大変厳しい状況にある」と値上げの理由を説明した。

 

 販売への影響については「値上げ直後は何らかの影響は若干あるのではないか」との見方を示したが、新製品を投入するなどして飲料全体では2019年に前年比1.2%増の販売を目指す。
(志田義寧)

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