【アルコール飲料】18年の市場規模は0.9%増、家飲み需要などで

2018/12/05 10:00
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 富士経済の調べによると、2018年のアルコール飲料市場は、炭酸割り人気などで家飲み需要が好調で、前年比0.9%増の3兆7626億円となりそうだ。


 炭酸割り人気でウイスキー、スピリッツが伸長している。ウイスキーは「ハイボール」で若者需要の取り込みに成功、18年には市場規模が3000億円を突破する見込みだ。チューハイはアルコール度数7%以上のストロングタイプや果汁分を高めたプレミアムタイプが市場をけん引、チューハイ全体の18年の市場規模は2980億円となりそうだ。


 家飲みの増加に伴い、おつまみ需要も増えており、冷凍調理済み食品は子供向け弁当商材が苦戦する一方で、夕食・おつまみ・大人向け弁当などの新たな需要を開拓、18年の市場規模は1.2%増の5529億円となりそう。チルド調理済み食品も1.2%増の1535億円と拡大が見込まれる。


 アルコール飲料の将来見通しについては、清酒やビールの需要減少などにより、23年は17年比で0.8%減の3兆6982億円と市場規模は縮小するものと富士経済では予測している。

 

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