【いなげや】資産売却などで減益幅が縮小、17年3月期

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 いなげやは5月2日、2017年3月期の連結純利益が前期比31.4%減の6億5000万円になりそうだと発表した。店舗の収益悪化で10億9400万円の減損損失を特別損失として計上する一方、遊休資産の売却や不動産流動化などで特別利益を計上、純利益は従来予想を2億5000万円上回り、減益幅が縮小する。

 連結ベースでの営業収益は前期比0.3%増の2581億円と従来予想を19億円下回るが、経費節減効果などで営業利益は28.0%減の23億9000万円、経常利益は28.0%減の26億5000万円と従来予想をそれぞれ4000万、1億5000万円上回る。

 同社は期初予想で営業収益2700億円、営業利益33億5000万円を見込んでいたが、粗利益率の悪化や人件費アップなどで売り上げ、利益とも計画を下回って推移し、16年10月に業績予想を下方修正していた。

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