【全国百貨店】3月の売上高は0.9%減、インバウンドは好調

2017/04/24 12:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の3月の売上高は約5195億円で、既存店ベースでは前年同月比0.9%減だった。前年実績割れは13ヵ月連続。高額品や訪日外国人(インバウンド)向けの免税品売り上げは好調だったが、主力の春物衣料が不振だった。インバウンド売り上げは24.6%増加し、4ヵ月連続のプラスとなった。

 

 地区別では、大阪(3.4%増)や名古屋(1.4%増)など大都市4地区がプラスとなったが、高額消費やインバウンドの割合が低い地方部(10大都市以外の地区)は3.1%減だった。

 

 商品別では、主要5品目のうち、「衣料品」が4.6%減と苦戦する一方、好調を維持する化粧品や資産効果で復調する高額品(美術・宝飾・貴金属)を含む「雑貨」が4.5%増と4ヵ月連続のプラスとなった。「食料品」は菓子が健闘したが、生鮮や総菜が伸び悩み、0.1%の微減だった。

 

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