【平和堂】ソニー出身の平松氏が社長に就任、夏原氏は会長兼CEOに
平和堂は4月4日、専務取締役営業統括本部長の平松正嗣氏(59歳)が5月18日付けで社長兼最高執行責任者(COO)に就任すると発表した。同社の社長交代は1989年以来、28年ぶり。夏原平和社長(72歳)は代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)となる。
平松氏は大阪大学経済学部を卒業後、1981年ソニーに入社、97年スクウェア(現スクウェア・エニックス)に転じた後、2010年平和堂に入社した。その後、常務取締役経営企画本部長、同店舗営業本部長などを経て15年から現職。1957年に夏原氏の父、平次郎氏が創業した平和堂は今年60周年の節目を迎えることもあり、新社長を登用して一層の発展を目指す。
同社の2017年2月期連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比0.1%増の4375億円。既存店売上高は3期連続で前年実績を上回ったが、新店投資や既存店改装投資の負担で営業利益は3.1%減の153億円となった。