【千趣会】16年12月期は11億円の営業黒字に転換、値下げ処分減らす

2017/02/03 17:00
Pocket

 カタログ通販大手の千趣会が発表した2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比3.9%減の1290億円、営業利益は11億円の黒字(前年同期は34億円の赤字)だった。主力の通販事業で売り上げの減少が続いたものの、値下げ処分を減らしたことなどで粗利益率が改善、同事業の営業赤字は前期の45億円から2億円に減少した。ブライダル事業などが伸びたことで2期ぶりの黒字化を果たした。

 

 通販事業はスマートフォンからの受注は伸びたものの、カタログやパソコンからの受注減少を補いきれず、売上高は6.5%減の1066億円となった。ハウスウエディングを中心とするブライダル事業は新店舗のオープンにより、売上高が10.1%増の168億円に拡大した。同社は2015年、ワタベウェディングを持ち分法適用会社とするなどブライダル事業を強化している。

 

 17年12月期の連結業績は、売上高が前期比4.6%増の1350億円、営業利益は13.0%増の13億5000万円を見込む。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態