【全国百貨店】16年の売上高は6兆円割れ、前年比2.9%のマイナス

2017/01/24 00:00
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 日本百貨店協会が発表した2016年の全国百貨店売上高は5兆9780億円で6兆円の大台を割った。6兆円割れは1980年以来、36年ぶり。

 

 既存店ベースの売上高は2.9%減だった。北海道を除くすべての地域がマイナスで、全体の3分の2を占める主要10都市もすべての都市が前年割れとなった。商品別では、好調だった化粧品を含む雑貨(0.9%増)とその他(2.5%増)を除くとすべてマイナス。主力の衣料品は5.8%減、食料品は1.0%減だった。

 

 同時に発表した16年12月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.7%減と10ヵ月連続のマイナスとなった。外国人向けの免税売上高は8.3%増の約192億円と9ヵ月ぶりに前年を上回ったものの、全体の97.2%を占める国内客向けが2.0%減だった。

 

 商品別では雑貨が2.0%増と5ヵ月ぶりにプラスに転じたが、そのほかの主要4品目(衣料品、身のまわり品、家庭用品、食料品)はいずれもマイナスだった。

 

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