【全国百貨店】 12月は2ヵ月ぶりのプラス、通年は4年ぶりマイナス

2016/01/20 00:00
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 日本百貨店協会が発表した2015年12月の全国百貨店の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%増と2ヵ月ぶりのプラスだった。

 

 前月に続いて気温が高めに推移したためコートなど重衣料の動きが鈍く主力の衣料品は5.2%減に終わったが、化粧品や貴金属などの雑貨が8.0%増と9ヵ月連続のプラス、菓子や総菜が好調だった食料品も0.4%増となるなど、衣料品のマイナスを補った。

 

 10大都市では降水量が多かった神戸(1.4%減)、広島(1.2%減)がマイナスとなったが、他の8都市はプラスだった。

 

 訪日外国人向けの免税売上高は38.2%増の約177億円で35ヵ月連続のプラスだったが、前月(66.5%増)に比べると伸び率が鈍った。

 

 一方、15年1~12月の年間売上高は6兆1742億円で既存店ベースでは前年比0.2%減と4年ぶりの前年割れとなった。10大都市は1.2%増だったが、10大都市以外の地方部が3.0%減と苦戦、11~12月の衣料品の不振も痛かった。

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