【消費支出】 11月は実質2.9%減、3ヵ月連続のマイナス

2016/01/05 00:00
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 総務省が発表した11月の家計調査によると、2人以上の世帯の1世帯当たりの消費支出は27万3268円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比2.9%の減少だった。マイナスは3ヵ月連続。9月の0.4%減、10月の2.4%減に比べてマイナス幅が広がっており、消費は弱含んでいる。

 

 支出項目別で減少幅が大きかったのは、気温上昇で冬物衣料の需要が落ちた「被服及び履物」(13.8%減)、書籍やパソコンなど「教養娯楽」(5.8%減)。日常生活に密着した「食料」(1.0%減)や「家具・家事用品」(2.8%減)の支出も減少した。

 

 食料支出が減ったのは5ヵ月ぶりで、外食支出が減ったことなどが影響した。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は42万5692円で、実質1.8%の減少。3ヵ月連続で収入が減ったことが、支出の落ち込みにつながっている。

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